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蝶樹の浅海人奇譚

to be or not to be anywhere to be that i will be … to be going to go on with the tortoise 'Saku' and my sincere companion , If justice is human love …

ひとつ積むことに世界は広がる


ちょっとブログアップが滞っておりました。

原因は読書。

ノンフィクションの重たいのを読んでいたので気分がその気になれませんでした。

ということで、本日読了する。



アンダーグラウンド 村上春樹 講談社

村上春樹のノンフィクション、そして内容がヘビーです。

地下鉄サリン事件について村上春樹が被害者にインタビューして取りまとめたものですね。

オウム真理教とか、地下鉄サリン事件とか、歴史の狭間に埋没しつつあるのではないでしょうか。

良い意味でも悪い意味で瞬間湯沸かし器の日本人気質なのか、自分も改めて記憶の底から手繰り寄せました。

この一連の事件、サクおじさんにもひとつ接点があるのです。

麻原彰晃(変換辞書で一発で出ることに虚しさを感じる)の国選弁護団の団長W弁護士と某事件で知り合いで親しいのです。

当時は、W弁護士もテレビに良く出ておりました。

そんなことおいといて、村上春樹の本なんで大変読み易い内容にまとまっています。

当時、マスメディアではマインドコントロールとか洗脳とか大安売りに利用された言葉ですよね。

さすが村上春樹は切り口が違います。もっと取り上げるスケールを社会システムまで広げ、安易にオウム真理教を悪で日本社会を善というような構図では描いていません。

オウム真理教信者たちを単に意図的にコントロールされたのではなく、相互補完、自我の譲渡という表現を使っています。

感じたことは沢山あって深いのですが、ブログなので表面的な言及に留めます。


映画もたくさん観てるのですが、先の本を読んでる間なので、下記の映画が印象に残っています。


チャイルド44 森に消えた子供たち [DVD]/ギャガ



第2時世界大戦後のスターリン政権の粛清のなかで繰り広げられるヒューマンサスペンスです。

この映画を観て、本当に日本に生まれて良かったと思ったわけですが、先の本の影響で両手をあげて喜ぶまでは至らなかったです。

どちらにしても高度に管理された社会には村上春樹用語の他律性パワーシステムによって多分に生き難い環境になるのですね。


実は今日は小生の誕生日でした。

自分の人生を振り返るに、35歳と50歳のとき自我の覚醒がありました。

さらに世界は広がっています。

ピークは常に今、ずっと成長し、ハッピー度も上がっています。

素敵に歳を重ねましょう!


サク