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蝶樹の浅海人奇譚

to be or not to be anywhere to be that i will be … to be going to go on with the tortoise 'Saku' and my sincere companion , If justice is human love …

残されるもの、残すもの

 今日は長文になりそうなんでお許しを。話題は主軸のリクガメ・ネタですが。
 
 小生がリクガメを初めて飼ったのは4年前のことです。母が水田のそばの工場で仕事してた頃、一匹の日本亀が工場内へ迷い込んできたのです。母が家に持ち帰り飼おうと思ったらしいのですが、最終的には仕事仲間より「毒亀」だと言われて水田に放流したそうです。その際に母が家でその亀を飼育するために小生に相談があり、飼育設備をホームセンターへ探しに出かけたのです。それが小生が初めてリクガメという生き物が意識内に留めるようになったきっかけでした。それはケヅメ・リクガメでした。甲長は50~60cmであったでしょうか、とても綺麗な甲羅のケヅメです。その傍に陳列されたケージに同じケヅメのピンポン玉ぐらいのベビーがいたのです。このチビがこんなに大きく成長するのかと非常に感動したのです。
 それでリクガメの知識をネットや書籍で情報を漁るようになります。すでにリクガメを飼うことは小生の気持ちでは決まっていたんですね。ネットでリクガメ専門店を調べて、初めて目に入ったのがグレースさんでした。翌週には町田まで出向いたのです。もちろん、ケヅメを飼う予定でした。店舗に入った第一印象は、意外と狭い店舗で、そのなかに沢山の種類のリクガメたちです。マスターの印象は・・といえば、一癖も二癖ありそうな中年のオヤジ、、、なんか取っ付きにくい印象でしたが、その当時は病み上がりで体調もよろしくなかったのでしょう。小生の第一声は「ケヅメがいいんですけど、初心者でも飼い易い種類はなんですか?」、マスターは間髪入れずに「ヘルマンですね。」と言われ、そのときにヒガシヘルマンCBが駆虫済みで沢山いたので、小生は躊躇もせずヒガシヘルマン・リクガメ一匹と飼育セットを購入し帰りました。そしてかれこれ4年の月日が経ち、ヒガシヘルマン、スース・ギリシャ、インドホシ、アカアシ(チェリーヘッド)、ニシへルマンと沢山のリクガメを飼う現在に至るようになったわけです。
 リクガメ愛好家が皆そうであるように、小生もその魅力の虜になりました。人に過敏な奴もいれば、太々しいぐらい暴れん坊な奴もいる。人間社会の縮図をみるようで、いともおかしなこと、この上ない限りなわけです。
 この仔たちは、あと30年以上生きるでしょうから、小生が生きていない可能性もあります。人なんて明日何が起こるかなんで誰もわからないものだし、だから今に生きてることが大切で、その大切な時間を使い、自分の飼っているリクガメたちだけでなく日本で飼われているリクガメたち全体を思い、このブログを書いています。
 これまで小生は多くのペットを飼い、その死によって命の儚さを幾度と無く感じ、肉親との今生の別れを経験するにあたり、生あるものの避けて通れない死という宿命に覚悟というものができあがったようです。
 あなたがリクガメより先立つ場合、後の代に残されたリクガメが終世幸せに生きてほしいし、リクガメが飼い主より先立つ場合、あなたの愛するリクガメが少しでも幸せな終焉を迎えられることを祈っています。
 大分回り道となりましたが「リクガメが死する」のときの覚悟を決めているか否か、改めて飼い主様が覚悟されているかどうかに気付いてほしかったわけです。小生は自然埋葬で自分の土地に土葬するつもりです。ペットへの愛情の深さと埋葬の仕方は当然に相関性がつよいと思われます。リクガメは一般的なペットである犬猫とは異なり、埋葬方法が確立していません。小生みたいに自然埋葬する方、埋葬業者に依頼して丁寧な供養のもと、その灰さえも人工ダイヤモンドにして形として残す人もいるでしょう。また、剥製職人が多くいるように、生前の姿をそのままの形で半永久的に残したいと思う人もいるでしょう。それは飼い主の自由なことで小生が口を挟む余地などありません。問題にしたいのは2点だけです。そのひとつは、ペット葬業者にはびこる悪徳業者の存在です。業態が許認可制でもなく資格もいらない、だれでもできる職業のため、どうしても埋葬の流れが不透明となり、悪徳業者が不法投棄する事件が後を絶たない。犬猫でさえ、そのような状態なわけですから、リクガメがどれだけ丁重に埋葬して頂けるか非常に不安です。リクガメ愛好家にとって、リクガメは犬猫と同様に「家族」なんですね。くれぐれも悪徳業者の罠に嵌まらないようにしてください。どこの自治体でも埋葬してくれるシステムが存在していることを覚えておいてほしいものです。もうひとつは、飼育放棄での生体遺棄です。これは絶対に許されないことです。そこまで追い込まれるまえに、里親探し、保健所や警察へ届けるぐらいが最低の義務でしょう。欲しく入手し飼育してきた仔を自然界へ遺棄すること、まして日常では存在しない日本の土地に遺棄することは、命への冒涜の何ものでもありません。その仔たちが、やがて野犬、カラス、肉食獣の恰好の餌食となり不幸な結末となる姿を見たくありません。リクガメ愛好家にはそのような恥ずべき行為をするものなどいないと思いたい。
 つらつらと乱筆乱文お許しください。ハッピーなリクガメとの共生のために。

 サクでした。
 では!